寝る前の過ごし方

現在、日本では５人に１人の方が睡眠についての悩みを抱えているといわれています。２４時間営業のお店が増え、家でもテレビやインターネットを２４時間利用することができる現代社会では、この問題はますます深刻化しています。

一言で悩みといっても、睡眠の悩みには様々なタイプがあります。

・ ストレスや自律神経のバランスの乱れによるもの
寝付けない、悪い夢をみる、歯ぎしり、途中で目が覚める…など
・ 寝室環境によるもの
首・肩・腰が痛い、寒すぎる、暑すぎる…など
・ 生活リズムの崩れによるもの
昼間ねむい、目覚めが悪い、朝早すぎる時間に目が覚める…など


これらの問題が進行し、睡眠不足に陥ると、血糖値の上昇、血圧の上昇、作業効率の低下、イライラの原因にもなります。




寝つきが悪い方は寝る前にリラックスできずに、体が眠る準備ができていない可能性があります。リラックスするためには眠る前の時間のすごし方が重要です。

下の図は、眠る前にリラックスできるお勧めの過ごし方のひとつです。

↓　　　　寝る前の過ごし方
↓
↓　　　　約２～３時間前
↓ご飯、お酒、運動などを終える
↓
↓ゆっくり入浴
↓
↓　　　　約１時間前
↓間接照明へ切り替え
↓
↓テレビ・メールなどを控える
↓
↓水分補給（ノンカフェイン）
↓
↓リラックスタイム
↓
↓
　　　　眠気が来てから寝床へ



まず、寝る前の約２・３時間前には食事や運動を終えておきます。その後、ゆっくり時間を
かけて入浴します。入浴によって眠る前に一度体温を上げ、少しずつ下げることで、体が眠りやすい状態になります。

光は体内リズムへの影響力が強いので、強い光を浴びるとそのリズムが乱れてしまうおそれがあるので、寝る前の照明は蛍光灯より暖色系の間接照明がお勧めです。

睡眠中には多量の汗をかくので、水分補給も大切です。ただし、カフェインの入ったお茶などは目が冴えてしまうおそれがあるので、ノンカフェイン（水、さ湯、麦茶など）のものを選びましょう。

眠る直前には、アロマもお勧めです。嗅覚は自律神経系に作用するので、睡眠導入効果が期待できます。

ただし、これらは年齢・体質・その日の健康状態や精神状態などによって、感じ方が大きく変わるのでひとつの目安としてお考えください。

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